第1回 5/29(日) |
9:30~15:00 サル用電気柵設置実習 ※サルに効果抜群の防護柵を設置します。また、他の野生動物対策としてどんな防護柵か有効か、効果を維持するための維持管理の注意点などを学習します。 |
第2回 6/19(日) |
9:30~15:00 サル追い払い実習+黒豆苗植え ※第1回でサル用電気柵を設置した実証農地で、丹波篠山特産の黒豆の苗を植えます。果たして無事に収穫できるか?検証します。 |
第3回 7/24(日) |
9:30~15:00 獣害柵点検実習 ※さく×はた合戦(畑地域のシカイノシシ対策のための獣害柵の点検イベント)に参加し、獣害柵点検マップを作成します。 |
第4回 8/21(日) |
9:30~15:00 獣害柵点検実習 ※さく×はた合戦(畑地域のシカイノシシ対策のための獣害柵の点検イベント)に参加し、獣害柵点検マップを作成します。 |
第5回 10/16(日) |
9:30~15:00 柿の有効活用実習+黒枝豆収穫体験 ※放任柿の収穫と有効活用のためのジャムづくりを行います。また、第2回で苗植えした黒豆の収穫を行う予定です。電気柵で野生動物から作物を守れるか!? |
第6回 11/5(土) |
17:00~21:00(夕方・夜間プログラム) シカ・イノシシ調査実習※センサーカメラ、ライトセンサスにより夜間行動する野生動物の調査方法を学びます。 |
第7回 12/11(日) |
9:30~15:00 シカ解体現場見学、ジビエ活用実習 |
※新型コロナウィルス感染状況等により、スケジュールや内容が変更になる可能性があります。 | |
第6回 11/5(土) |
17:00~21:00(夕方・夜間プログラム) シカ・イノシシ調査実習※センサーカメラ、ライトセンサスにより夜間行動する野生動物の調査方法を学びます。 |
日本の里地里山には、ゆたかな自然と調和した人の暮らしがあり、長年継承されてきた伝統・文化があります。ところが近年、このような豊かな里地里山の暮らしの継承が脅かされています。各地の農山村でサルやシカ・イノシシ等の野生動物による「獣害」が深刻な問題となっているからです。被害を効果的に防ぐ方法はありますが、農村では人口の減少、高齢化により獣害対策を行なうための意欲や労力が減退している状態です。
とくに山際に立地している地域は野生動物の被害にあいやすく、獣害対策を行うために大変な苦労を強いられています。さらに押し寄せる高齢化や人口減少、後継者不足の問題もあり、獣害対策を継続的に行っていくための気力や労力もままならない状態となっている地域も少なくありません。
そこで私たちは、支援が必要な地域と、これまで農村との関係が希薄だった人材と(都市住民・市街地住民・小・中・高校生・主婦・一般企業など)をGift-Giftの関係で結びつけ、多様な人材参画による共創(Co-Creation)を促進し、地域の課題解決や活性化の実現を目指します。
獣害対策をきっかけに、今までなかった新たな交流を生み出し、守り伝えたい地域の魅力をみんなで共有・発信していくことで、獣害を解決しながら地域の活性化までを支援していきたいと思います。
地域に与える負の影響から「獣害」と表記されることが一般的ですが、本来、野生動物は豊かな里地里山の構成員であり地域の魅力の一つです。
私たちは「獣害」を「獣がい」という言葉に変えたいと思っています。
確実な手法で「害」を軽減するだけでなく、獣の存在はそのままに、多様な人材の参画により、新たな交流や共感を生む前向きな「獣がい対策」を推進し、地域を元気にすることを目指します。
なお、2022年度の『獣がい対策実践塾』の成果については、『第5回 獣がいフォーラム』(2023年2月5日開催予定、丹波篠山市獣がいフォーラム実行委員会主催)にて発表される予定です!
ご関心・ご興味を持っていただいた方は、ぜひご参加ください!